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【テレパインタビュー①】中国フィギュアメーカーRIBOSEにインタビューしました!

日本発祥のアニメフィギュア文化は今や世界中に広がりを見せていて、特に中国、アジア地域の品質レベルは日々向上し、刮目すべき人気ブランドが次々と誕生しています。



ホビーテレパでは、こうした新興ブランドに注目し、現地スタッフの取材を通してその魅力をご紹介していきます。今回は日本の人気美少女アニメ作品も数多く手掛けるRIBOSE(リーボスメディアカルチャーカンパニー)をご紹介していきます。



■メーカープロフィール

・リーボスメディアカルチャーカンパニー

・浙江省寧波市

・代表取締役 金雪芬

・自社ブランド

 RIBOSE(フィギュア)

 RISE UP (RU)(ぷちフィギュア)  Decorated Life Collection (DLC)




あの人気Vtuber神楽七奈のフィギュアの制作を担当しています。



現在、バンダイナムコの人気作品である、アイドルマスター シンデレラガールズ「夢見りあむ」、

テイルズ オブ デスティニー 「リオン・マグナス」、また、CygamesのプリコネR「ミヤコ」、

©MUTSUMI INOMATA

Tales of Destiny™ &©BANDAI NAMCO ENtertainment Inc.

©Cygames,Inc.


アニメにもなった人気コミック、双葉社・小林さんちのメイドラゴン「トール」、「カンナ」、

「イルル」中国幻想選「霊珠」など、

©coolkyousinnjya 2013/Futabasha Publishers Ltd.

©En Samejima 2020/Futabasha Publishers Ltd.


また、ちょっと変わった面白い作品として、もち山金魚さんの「みなほしちゃん」!などの

人気キャラクターたちのフィギュアを手掛けています。

©もち山金魚


この他にも人気IPの商品企画が目白押しで、2021年度の売上予想はなんと約1億人民元!(日本円で約16億円)。もっか急成長のブランドです。



本当に良いものは「愛と趣味の結晶」


ご覧の通り、日本を代表する人気コンテンツのフィギュアを一手に引き受けるRIBOSE。

もともとは「自分たちが好きなキャラクターフィギュアを中国に広めたい」という販売会社としてスタートをしていました。


しかし、ただ単に商品を販売するだけにとどまらず「自分たちの欲しいものは自分たちでつくりたい」という考えが強まり、自社で商品開発に踏み出したということです。


代表の金社長は、自社で商品開発に踏み出したのは「成り行き」だ。と話しました。

しかし、日本人の感覚でよく使われる「成り行き」とは少し異なり、

自らの強い意思で物事を推し進めた結果、必然的に起こった事柄なんだ」

と説明してくれました。

コンテンツに対する深い愛情、商品へのこだわり、その想いの先にはメーカーとして商品を生み出すという未来は必然だったに違いありません。



プロとしてこだわりの商品を生み出すには、趣味と仕事は同じであるべき


金社長はこうも話します。 「世間ではよく、仕事を選ぶ際に自分の趣味と別にするべき、と言われます。

しかしながら私たちは逆に考えています。

ビジネスで割り切るのではない、本当に好きなもの、自分たちが納得できるものを生み出すには、心から愛情を込められるものでなくてはいけないと。そのようなフィギュアを作りたいと思っています」

頑(かたく)なとも受け取れるフィギュア(商品)への愛情、国境の垣根を超えたマニアならではの造形物への深いこだわりがうかがえます。



マンガと読むことは漫画家の人生を読んでいる


金社長に「生み出したい商品とは、どういう作品のものですか」と訪ねたときの答えです。

「作品を通じて、作り手の感じたことをお客様に伝えたい」ということです。

造形の対象である作品に対して、フィギュア造型師がキャラクターにどのような想いを馳せ、それをお客様にどのように感じてもらうかを大切にしたい、ということです。



よりクオリティーの高いフィギュアを作り続けたい


「フィギュア商品は、原型と商品の差が常に存在し、各段階で劣化がどんどん発生しています。それと戦い、満足のいく商品を生み続けていくこと、これが私たちに常に課せられたミッションで戦いです。この戦いの完璧な勝利を私たちは目指しています」と金社長。

実際問題、原型から金型を作り、塗装し生産をする過程での品質管理、ここに新興メーカーだからこそのこだわりを持ち続けたいというのが、日本のIPブランドが信頼するクオリティを生み出しています。



日本の作品について思うこと


金社長「完成率の高い作品ならば、ほぼ何でも好きです。その逆、完成率の低い作品は嫌い(笑)。最近ならば、大山竜さんが数年かけて作った「大山竜デザイン “クトゥルフ”」が一番気になっています。ものづくりの精神面からの視点ならば、このような個人の芸術感が溢れているものを目指したいです。」

「また、グッドスマイルカンパニーの『藤ちょこ 画集 彩幻境』より「彼岸の花嫁」には期待しています。特に彩色がどうなるか、楽しみにしています」



日本のフィギュアファンにひとこと


金社長「RIBOSEは、よりクオリティーの高い、そしてできる限りお手頃の価格でフィギュア好きの皆さまに夢のある商品を提供していきます。よろしくお願い申し上げます」


 

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