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【テレパインタビュー㊿】リアルを作品に反映!『占いちゃんは決めきれない!』プロデューサー兼原作者・岩見めぐみさんにインタビュー


■Profile


名前:岩見めぐみ

出身地:日本

職業:コンテンツプロデューサー、

PRディレクター











先日、原宿の「SOMSOC Gallery」で開催された「作画展『占いちゃんは決めきれない!』presents 迷える子羊感謝祭」(11月12日(土)~20日(日))。


こちらのイベントをレポートするにあたって『占いちゃんは決めきれない!』プロデューサー兼原作者の岩見めぐみさんとお会いし、作品の裏話なども伺うことが出来ました。




■Art Gallery



───まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします!


「©Project KIMEKIRE’Sのプロデューサーの岩見と申します。よろしくお願いします!」


───岩見さんが原作兼プロデュースをした漫画『占いちゃんは決めきれない!』を拝見しまして、発売おめでとうございます! まずはじめに、本作ができた経緯をお聞かせください


「経緯どこから話せばいいんだろうなぁ…はは、元々私はPR会社の人間でして、会社で「コンテンツチームを立ち上げるから、岩見、自由に考えてみてよ」という所から本当に始まって……」


「コンテンツってたくさんあるので音楽なのか小説なのか、何をするかも何も決まっていませんでしたが、たまたま居酒屋で「占い師も自分のことはうまく占えないらしい」という雑談話を聞いて、じゃあ“占いちゃん”という主人公で企画したらストーリーを面白くできるんじゃないかと思い、そのことがきっかけで『占いちゃんは決めきれない!』は誕生しました」



───リアルな話から引っ張ってきたっていう感じだったんですね! また、“女性の自己肯定感”を題材としたコミックとも伺いました


「そうですね。元々、ストーリーをどうしていくか考えた時に、ただのお悩みというよりももうちょっと社会的にみんなが考えていることとか感じていることとか、共感が集まるネタに寄せられるといいなと思ってて。女性の“自己肯定感”の低さとか…あと占いちゃんは主人公(占井マコ)が27歳の設定なのですが、アラサーくらいになってくるとそれぞれの選択によって人生がすごく変わってくるといいますか…学生や20代前半だとなんとなく流されていれば同じ感じになっていくのに20代後半になると急にみんな人生が大きく変わっていく…」


「それがいいのか分からない、答えが分からない。一昔前だと30代前後で結婚するという”あるあるの定説”が、この年代はもはや当たり前ではなくなってきて、割と自由度が高い。一見喜ばしい一方で、自分の選択によってライフステージが大きく変わるので、その選択が本当に正しいのかシンプルに不安なんですよね。そのあたりも作品内で描けると良いなと思って、ストーリーに反映させています」



───たしかに、本作ではちょっと生々しい部分もありますよね


「そうなんですよ。絵は結構ポップで可愛いらしいですけどストーリーはすごく現実的で」



───恋愛観について考えさせられるというか、共感度はかなり高かったです。そういえば作中の街並みも東京の六本木や中目黒など身近にある場所ですね


「私が普段よくいく場所でもありますが、ストーリーを考えていくときに自分の身近なものや経験が入っていた方がリアリティがあるだろうなと。架空のものにしたくなかったんですよね、このストーリーを…リアルであればあるほどリンクできるポイントが出てくる為、それぞれに共感してほしいということを意識してリアルな場所の描写は入れてます」


「キャラクターによって住んでいる場所が違っていて。街とキャラクターのイメージがリンクするように作っていたりもします」


▲品川の映画館や三軒茶屋の居酒屋、リアルにある場所が作品に


───ポップな絵柄もかなりキャッチーだと思うのですが、なんでこちらの絵柄に?


「個人的にこういう絵柄が好きなのもそうですし、ぱっと見で好きって思ってもらえるような絵じゃないといけないなと思いました。そこでレトロポップな世界観の漫画ってないよなぁって思ったのと80年代の絵柄で漫画はもちろんありますが、それはその時代のものなので。令和時代でアップデートされている漫画はない思い敢えてディレクションして作りました」


「できるだけ主人公が1番スタイルが悪くなるように…とか、共感できて可愛いけどどこかちゃんとダメな部分があるように描いてもらっています」


▲『占いちゃんは決めきれない!』作画展での岩見さんのお気に入りのイラスト


───スタイルまで…! ちなみに占いちゃんの周りには男性が3人(元カレの「河井大河」、行きつけのバーの大学生店員「小橋悠人」、アプリで知り合った「萩原旬」)いますが、岩見さんだったら誰が推しですか…?


「…誰も好きじゃないですね(笑)」


「(バーの)マスターかな。…メンズはみんなダメな人なんですよね。意識的にダメにしているんですけど、各々が身の回りにちょっとずついる人(いそうな人)をイメージしています」


───本作には漫画のみならず「星座×タロットでみる性格タイプ」、「占いちゃん式心理テスト」も収録されていて楽しめる一冊となっています。岩見さんご自身も占いでなにかを決めたりすることはありますか?


「占いちゃんの話の中でも、「占いはヒントでしかありません。決めきるのはあなた次第」という言葉があるのですが、これは占いを監修してくださっている占術家・LUAさんの教えです。私も基本的には同じで、占いによってあまり一喜一憂はしないかもしれないです。ある種ドライにもみていて…ただ占いを見て嫌な可能性があるのならそうならないようにしようっていうことは結構あります。そういった意味だと信じているというか、“ヒント”にしています」


───現在、発売中のグッズまたは何らかの告知がありましたら教えてください。


「記念すべき第一巻がもちろんですが、LINEスタンプやグッズなども公式販売しているので、是非Instagramをチェックしていただけると嬉しいです!」


───インタビューありがとうございます! 最後に読者に一言お願いします!


「読者の方と距離の近いコンテンツだと思っていて、インスタのDMでも感想や相談事なども届いたり。そういう距離感の近い作品であり続けたいと思います。これからも遠いコンテンツじゃない状態で一緒に歩み続けていけたらいいなと思っています」

 
 

■ライタープロフィール

ニックネーム:sasamoto chihiro

出身地:日本・東京都

ツイッター:@tiam_00

自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。


アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きで、物語だと西洋ファンタジーやバトル系、耽美さを含んでいるものが好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます:D


現在はさまざまなメディアで執筆中。




■カメラマンプロフィール

ニックネーム:亜紀

出身地:中国

ツイッター:@Akika_70

自己紹介:中国からの留学生。現在修士在読中です。カメラマン歴9年くらいあります。

日本のアニメやゲームが大好きで、日本に来ました。

いろんなイベントでコスプレ撮影、お仕事や個撮の依頼も承っております。






 

『占いちゃんは決めきれない!』


■著作:株式会社オズマピーアール

■制作:©Project KIMEKIRE‘S

・企画・原作・プロデュース:岩見めぐみ(株式会社オズマピーアール)

・原作監修:中村航

・漫画:太陽シス子

・作画&イラストスタッフ:16号/nanami/suzu

・占い監修:LUA

・Special Thanks:相良洋一/一ノ瀬寿人(株式会社オズマピーアール)

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