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【テレパ実物レビュー⑧】核誠治造「ROBOT BUILD」シリーズ “海神”(PROTEUS) 紺・黒・黄のイケてるカラーリングの黄金率!小さなボディに多様な射撃武器を備えた「海の神」を堪能しよう!

テレパ実物レビュー第8弾。

今回は前回の「美杜莎」同様、核誠治造「ROBOT BUILD」シリーズから“PROTEUS”(海神)を紹介します。



プロテウスとはギリシャ神話における海の神・ポセイドンの従者で、「海に住む老人」だそうです。


漢字名「海神」を目にしたときに僕が真っ先に思い浮かんだのはポセイドンですが、英名に敢えて「ポセイドン」を採用せず、その従者「プロテウス」の名を冠するとはちょっとトリッキーで面白いですね。


前回紹介した“美杜莎”(メドゥーサ)もギリシャ神話の怪物が名前の元となっており、「ギリシャ神話」がシリーズ共通のモチーフのようですね。


パッケージを開封すると2段重ねのブリスターが入っており、本体他オプションパーツが収納されています。

前回の美杜莎もそうでしたが、既に組みあがった商品に加えてジョイントパーツがランナーについた状態で付属します。

組み換え遊びの自由度が格段に上がるため、ジョイントパーツが大量に付属するのはうれしい限りですね。

また、スペーサーが付属するのも気が利いているポイント。

パッケージから取り出して右肩にレーダーを、左肩にミサイルポッドを装備すれば出撃準備完了です。

スラリと頭身の高い美杜莎とは異なり、低重心でずっしりした体系の海神。シルエットの違いだけで両機のキャラクター性が伝わります。


カラーリングはネイビーブルーに黒、差し色的に黄色が配され、メリハリのついた配色。

ガンダムオタクの僕としてはこのカラーリングは『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』(=「AOZ」)に登場するティターンズ・テストチームのカラーリングを思い出しますね。

脚部パーツもどことなく同作に登場する「ヘイズル」を思い起こさせるようなボリューム感で、中高生の頃に同作のファンだった僕としては嬉しくなってしまいます。


(肩部の兵装はまたもやガンダムを例にとると、「バンシィ」の2つのアームドアーマーを組み合わせたようなシルエットに見えます)

肩部に隠れて頭部パーツが見づらいので、肩と腕を外してみました。

トサカのようなパーツはセンサーの役割を持つのでしょうか。


クリアパープルは本体ではここにだけ配色さているので、非常に特別感があります。

肩と腕はそれぞれが独立可動します。

上の写真のように肩を跳ね上げて逃がすことで腕部の可動が妨げられません。この構造により柔軟にポージングが可能です。

フロントアーマーも柔軟に稼働し、隠し腕も備えています。

このあたりの機構もAOZ感がありますね。

肩部装甲をオープンすると大量のミサイルがお目見えします。

蓋にもミサイルが仕込まれており、圧倒的な火力。

左肩の装備もハッチを開けばミサイルが。

両肩の内臓ミサイルと合わせて一斉射をすれば、敵部隊を面制圧することが可能でしょう。

手持ち武器としてロングバレルのライフルも付属します。

クセのない形状で、ストレートに格好良い造形をしています。


美杜莎はどの武装も現実の兵器からはかけ離れたSFチックな形状をしていましたが、本機に付属する武装はいずれも実在する兵器の進化の延長線上にありそうなデザインをしていますね。

腕部の可動が優秀なのでこのように銃器を体に密着して構えることも可能です。

今や銃を肩に担ぐようにポージングできるアクションロボットフィギュアは巷に溢れていますが、このように胸と肩に銃身を密着させることのできるフィギュアは稀ではないでしょうか。


バレル部分にも頭部と同じクリアパープルの部位があり、本体と武装の繋がりを感じる部分ですね。

本商品には別途ハンドガンが二丁付属します。

二丁拳銃は浪漫がりますね。このスタイルは厨二病心を刺激してくれます……


ハンドガン前部にはブレード状の部位があり、この武器が近接戦闘用の武器を兼ねた装備であることが分かります。(ガンダム好きの方には「ケルディムガンダムのGNビームピストルⅡ」を想像していただくとわかりやすいかと。本商品のハンドガンに変形機構はありませんが)

ハンドガンは銃身部分の取り外しが可能。

肩の外付けミサイルポッドを装着すれば手持ち式のミサイルランチャーに早変わり。

左手の武装に注目。ハンドガンのグリップに銃身を2つ装備して火力アップ! こんな遊び方も可能です。


内臓式のミサイル、肩部の外付けミサイルランチャー、ロングレンジライフル、そして二丁のハンドガン……と、非常に豊富な武装オプションでを持ち、本機は任務に合わせて装備を選び柔軟な運用ができる機体のようです。


機体デザインには奇抜さこそないものの、フロントアーマーの隠し腕の可動も差し替えなしで再現可能なところなど、小粒ながらも全体的に遊びごたえは抜群です。

前回紹介の美杜莎のようなモードチェンジ機能こそ備えていませんが、単品でのプレイバリューが非常に高い一品。あなたの「ROBOT BUILD」シリーズデビューにいかがでしょうか!

 

ブランド:核誠治造

商品カテゴリ: 塗装済み完成品アクションフィギュア

発売時期:2021年

作品名:駮機製ROBOT BUILD

素材:PVC&ABS

サイズ:全高約145mm

©核誠治造


※海神のメカデザインについてご興味がある方はこちらの関連記事もぜひお読みください!

 

■ライタープロフィール

ニックネーム:蒼人

出身地:日本・神奈川県 自己紹介:帰宅後に家事の合間を縫ってプラモ製作に勤しむリーマンモデラーにして毎週末劇場に足を運ぶ映画マニア。 TBSラジオのヘビーリスナーかつハガキ職人でもあります。 ブログ:https://onogoroblog.hatenablog.com/ Podcast: https://open.spotify.com/show/2PFrsto4lGOsFSNT6FzHfl?si=16425d0f9c734130

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