• ホビーテレパ編集部

【テレパインタビュー⑩】印象主義の視覚表現をデジタルで再現!学生ながら世界が注目している大人気イラストレーターSheya先生に直インタビュー!

更新日:2月8日


■Profile

ニックネーム:Sheya

SNS:@dingkuang1

出身地:中国

職業:大学生

出身学校:清華大学美術学院

専攻:ビジュアルコミュニケーション











■ArtGallery


 

中国トップの名門大学・清華大学美術学院に在籍しながら、グローバルなクリエイティブ活動を展開中


──さっそくですが、Sheya先生の自己紹介をお願いします


「中国出身のイラストレーター、Sheyaと申します。中国清華大学の美術学院に在学中で、専攻はビジュアルコミュニケーションです。今は大学四年生で、フリーランスのイラストレーターとしても活動しています。私の作品が気に入ってくれる方々のおかげで、中国や日本、カナダや他の国とも、ゲーム、音楽、映画などの様々プロジェクトに参加させてもらうことができました」



──先生は創作活動におかれまして、どのような表現手法が好きですか?


「叙事的なシーンが好きです。特に印象派の光と影及び色彩への分析に夢中になっています。それらの表現手法をデジタルイラストに再現することは自分の表現の研究テーマです。もちろんこれからも自分の創作領域を広げ、様々な表現手法を試していきたいと思っています」


「イラストレーターになること」は、初めて絵と出会った瞬間に決意


──Sheya先生がイラストレーターになったきっかけは?


「イラストレーターになったきっかけというか、幼い時、初めて絵画という表現形式と出会った時から“絵”は自分が一生をかけて追い求めることだと、私はすぐに決意しました。絵の具があれば、頭の中の空想な世界、どんなビジュアル表現でも、自分の思いのままに自由奔放に描けます。この偉大なる創造的な行動は、こんなシンプルな媒体(絵の具)を通して実現できることに私は驚きました。すぐに作品の創作に着手し、そして没頭しました。“イラストを描く”というその創造的行為は、自分にとって至上の喜びです」


──実際にイラストレーターになられてから、気づいたことや感じたことを聞かせてください


「イラストレーターになってから一番思ったのは、継続的な創作をし続けることは、どんなに大変なことであるか、ということです。これは他のクリエターの方も同じ思いをされていると思います。だからこそ、今自分は創作におけるインプットとアウトプットのバランス調整に配慮しながら活動を行っています。


私は創作のおかげで、迷いが多かった学生時代を乗り越えられたと思います。落ち込んでいだ時でさえも、一旦絵を描き始めると、その絵の世界に没頭すると、つらいことを全部切り捨てられると感じられました。


私にとって絵は、自分の思想と世界観、そして夢見る空想な世界を表現する手段で、またそれを創作することによって自分の心の成長にも繋がったと思います」



──先生の作品は、光と影の表現やキャラクターの感情表現が注目されています


「私は、普段は日常生活の光と影の表現を鑑賞することが好きです。また、様々なイラスト作品において感情のビジュアル表現も熱心に研究しています。“光と影”と“叙事性”は私にとって、創作の情熱を引き出す重要な構成要素で、またそれをイラストを通して表現できた際、創作の喜びに心が震えます。こうしたサイクルが、自分の創作における原動力でもあります」



──感情を込めた創作活動をなさる上で、辛い経験や悩みなどはありましたか?


「辛かった経験と言えば、創作の途中に“描けなくなった”時です。“絵の先”(※翻訳ママ)に進むことができなく、ただあるところを繰り返して修正するか、イライラしながら参考資料を探しまくるか、こういう経験は何回もありました。また今後もこのような事はおこると思います。しかし、この辛い時間があるからこそ“創作”というプロセスが面白いのだと私は思っています。


悩みと言えば、やはり時間が足りないことです。まだ学生ですので、学業の間に時間を作ってそれを創作に回していますが、課題多く、本当に僅かしか時間がありません。今は大学四年生で卒業制作も相当忙しくなります。自由に創作できる暇がほとんどなくなってしまっています(泣)」



──先生の創作のアイデアを集め方を教えてください


「私は日常生活を楽しむように心がけています。その日常生活中に登場する“小さい風景”、“印象に残るシーン”をイラストに通してビジュアルで表現することが大好きです。例えば、通学途中によく通った町の風景、ある印象深い旅行の思い出、イラストで表現したらまた違う味がでます。また新鮮な街の風景や生活感溢れるシーンに出くわした時、写真を撮って保存しておく習慣があります。それを自分のイラストに活用したりします」


──これからの創作活動の展開や構想を教えてください。


「これからはテーマも活動範囲も広げようと思っています。またもっと大胆な構図表現にチャレンジしたいと思っています。自分の作品を通して、観客の方により印象に残るビジュアル表現をお見せしたいと思います。自分の卒業制作の課題も“イラスト表現”というテーマに決めましたので、半年後新しいイラストシリーズ作品を公開できると思います、ぜひ楽しみにしてください」



──先生の商業作品や参加されたプロジェクトは?


「様々なプロジェクトに参加しましたね。中国ゲーム会社の網易NetEase様のモバイルゲーム『百鬼異聞録~妖怪カードバトル』のカードイラストを描かせて頂きました。またカナダの映画プロジェクト『Kin Fables』、日本のモバイルゲーム『コンパス 戦闘摂理解析システム』の宣伝イラストも担当させて頂きました。

『百鬼異聞録~妖怪カードバトル』より、輝夜姫と百目鬼カードイラスト

©NetEaseInc. All Rights Reserved

カナダ映画プロジェクト『Kin Fables』

『コンパス 戦闘摂理解析システム』©NHN PlayArt Corp. ©DWANGO Co., Ltd.


他にも進行中のプロジェクトがいくつありまして、まだ公表はできませんが自信作です。早く皆に披露したいと思っています」



──先生の作品のビジネス商品化についてのお考えをお聞かせください


「自分の作品を立体化する商品化案件など、もし実現可能であればとても興味深いです。自分はイラスト、平面的なビジュアル表現と、その魅力に心惹かれますが、もし作品が立体化したら、色んな角度で鑑賞することができるし、わくわくします。また平面のイラストから立体化作品になる過程は、私にとって未知な領域ですので、とても楽しみにしています。フィギュアやBJD(ドール)メーカー様とのコラボを期待しています。ぜひ宜しくお願い致します」


──好きなアートの流派やアーティストと作品を教えてください


「一番好きな流派は、間違いなく印象主義ですね。印象主義の作品はいつも朦朧であり、縹渺であり、ロマンチック的な色彩と自由な筆触に満ちされています。まるで我らの記憶のように:時間の流れで薄れつつ、ただぼんやりとして印象が残るとしても、素敵な思い出として心の中に永遠に保たれていきます。


好きなアーティストは、印象派のモネです。実は昔、美術館で彼の真跡をゆっくり鑑賞したことがあり、当時のインパクトは今でも鮮烈に頭に焼かれています。今でも創作の時彼の作品を参考したりします。」


──アートとビジネスの融合についての感想は?


「アートとビジネスは正反対と見られるようですが、私はそれが違うと思っています。一見、アートが少数派、ビジネスが大衆向け、流行りものとされていますが、しかし、私は”美”という概念はこうした人々にとっても共通のものだと思っています。また美しい表現と良き融合をした商品は、大衆とアートの接点になることだと思っています。私自身もこれからは自分ならではのビジュアル表現を様々なビジネス作品とコラボレーションできることを期待しています」



──ありがとうございます。それでは、日本のファンたちにひとことお願いします


「私は日本の文化が大好き! 学生時代から日本の漫画やアニメを沢山見ました。 今も自分が好きな作品の同人作品を描いたりします。日本へ旅行したこともあります。 日本の方はみんな優しくて親切でした。また日本は文化の多様性、芸術表現に寛容な国だとも感じました。コロナが落ち着いたら、ぜひまた行こうと思います(写真も沢山撮りたい!)。 最後に、応援してくださるファンたちに感謝致します。 誠にありがとうございます。これからもいっぱい頑張ります!」


 

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また、Sheya先生は毎月Patreonにて自分の作画過程付きの作品PSDファイルを発表しています。“応援”したら、PSDデータがもらえます! Sheya先生の作画プロセスにご興味がある方はこちらをチェック!



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