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執筆者の写真sasamoto chihiro

【テレパインタビュー65】溢れんばかりの“ペンギン”愛!ペンギン擬人化創作を始めようと思ったきっかけとは?───イラストレーター兼漫画家・上野綺士先生にインタビュー!



■Profile

ニックネーム:上野綺士

ツイッター:@reisei_zero

ピクシブコミック:ペンギン紳士。

出身地:日本

職業:イラストレーター、漫画家










■Art Gallery



───まずはじめに先生に、簡単な自己紹介をお願いします!


「はじめまして。上野綺士(うえの きし)と申します。イラストレーター及び漫画家として活動しております。スーツとおじさんと筋肉とペンギン(と鳥類全般)が好きです。普段はTwitterでペンギン擬人化創作のイラストや漫画の作品を公開しています」


───絵を描き始めたのはいつ頃からですか?また、美術系の学校などに通ったことはありますか?


「正確な時期は覚えていませんがかなり小さい時から絵を描くのが好きだったと思います。美術系の学校は出ていません。社会人になってから数年アトリエでデッサンを習っていました」


───Twitterのプロフィールに書いてあった「スーツとおじさんと鳥」という言葉が気になりました。こちらのモチーフに関してお聞かせください


「自分の好きなものを創作に詰め込んでます!自分がおじさんをよく描くようになったのはオリジナルキャラクターのイラスト中心で描き始めるようになってからで、ある日Twitterの創作企画でおじさんのキャラを作ったのですがそれがすごく楽しくてそれから頻繁に描くようになりました。元々年配のキャラクターを好む傾向にあったので自分でかっこいいおじさんを描けたら楽しそうだな〜と思ったのもあります」



「スーツは自分がトラディショナルなファッションや、ライエンデッカー氏の描く世界に出てくるような紳士と淑女の装いが好きだから。鳥類も同じく、私が世界一好きな動物が鳥なので積極的に描いています」


───(プロフィールには)「ペンギン擬人化創作」とも書いてありましたね!


「ペンギン擬人化創作は「ペンギンをスーツや燕尾服を着た紳士に見立てて描いてみたいな」と思ったのが全てのはじまりでした。もともとペンギンの羽毛は様々な時代の人からタキシードや燕尾に見立てられてきたので、おじさんとスーツ好きもあいまって「ペンギンを紳士にしてみよう…!」と。ペンギンごとの体貌や性格や習性を「もし人だったら?」と考えながら少しずつキャラクター性を加えていき、気づいたら一つの世界観としてペンギン擬人化創作というものが出来上がっていました」



「私はペンギン科箱推し勢なので一番好きな種を決められなくて、この箱推しスタイルも自分がペンギン擬人化をいろんな種の群像劇として漫画や絵で描くきっかけになったと思います。ペンギンは種や大人子供の違いで一つ一つ違う魅力がある動物だと思っています。思い入れが強いのは、生まれて初めて実物を見たペンギンであるキングペンギンですね」


───また絵を描き始めてからご自身の嗜好に影響を与えたものをお聞かせください


「やっぱりペンギンですかね…ペンギンを描くにあたり理解度をさらに高めたくて色々ペンギンの生活史に関する本を見ていると、そこからペンギンと共生したり捕食関係にある生き物のことについても知りたくなって…といった感じに昔よりもずっといろんな生き物への興味や関心を持つようになったなと」


「絵を描き始めてからってわけではないのですが、自分はよく音楽を聞いて「こんな雰囲気の絵をかきたい」と漠然と感じて描き始めたり、逆に今描いている絵の雰囲気に近い曲を聞きながら作業をしたり、音楽からも影響を受けて創作をしていると思います。あと映画で、007シリーズやマフィアもの、男同士のブロマンスが描かれているものとか、一言で言い表せない関係性を見るのが大好きで、そこからインスピレーションを得たりもしますね」


───先生は『ペンギン紳士。』(KADOKAWA)を出版されていますが、漫画はいつ頃から描きはじめたのでしょうか?


「小学校の時が一番最初かなと思います。いがらしみきお先生の『忍ペンまん丸』という漫画の影響で自由帳にオリジナル漫画を描いていました。それとスクエニさんの4コマ漫画劇場を見ていたのがきっかけでコメディを描いてみたいなと思い、その時はまっていたジャンルの二次創作で4コマやSSを描いて自分のHPにのせたり同人誌を出したりしていました。コメディが好きなので、ペンギン紳士もコメディ調になりました!」




───ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品(イラスト)は何ですか?そう感じたエピソードも併せてお聞かせください


「「ペンギンのチェス」のイラストです」

「自分のイラストの中では、これが初のペンギンモチーフのオリジナル小物を描いた作品で、自分のデザインしたアイテムをメインにした絵を出すことにとても緊張していましたが、いろんな方に「可愛い」「欲しい」というご感想を頂けてとても嬉しかったです。これをきっかけに時々ペンギンモチーフのオリジナルグッズのイラストも描き始めるようになって自分の中では表現の幅を広げられた1枚(2枚?)かなと」


「駒の上のチェスに興じるペンギン達のイラストも自分が目指したい「ペンギン紳士」のテーマに出来てよかったと思っています」


───創作をする上でこだわっていることはなんですか?


「フェチズムをほんの少しでも入れることです。自分は逞しい体を描くのが好きなので、体の厚みの陰影とかボリューム感の出る構図とか、パツパツの服を着せたときにできる皺とか生地がのびてる感じとかを特にこだわっています」



───これまでに参加した商業プロジェクト、及びビジネス活動歴について教えてください


「活動歴はだいたい4,5年ぐらいになります。ペンギン紳士に関しての活動だと、『季刊エス』さんの擬人化特集でご紹介頂いたり、『KADOKAWA』さんから漫画本が出たり、『アニメイト』さんからくじメイトのグッズを作って頂いたことなど…自分の創作をいろんな場所で展開出来たことが本当に嬉しいです!」


「イラスト関連だと、技法書への寄稿、ゲームのキャラデザやイラスト、VTuberさんのデザインやイラストのお仕事もさせていただきました。どれもとても楽しく描かせて頂きました!」


───続いて今後、挑戦してみたいことはなんでしょうか?


「キャラクターデザインや本の装画のお仕事をやってみたいなと思っております。あと毎年の目標ですが、ペンギン擬人化創作の世界観をさらに深めていけるようどんどん新しい作品が出せていければと思っております」


───インタビューありがとうございます! 最後にファンに一言お願いします!


「いつもイラスト見て下さりありがとうございます!これからも精進して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします!」

 

■ライタープロフィール

ニックネーム:sasamoto chihiro

出身地:日本・東京都

ツイッター:@tiam_00

自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。


アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きで、物語だと西洋ファンタジーやバトル系、耽美さを含んでいるものが好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。


現在は「アニメイトタイムズ」「クウネル・サロン(マガジンハウス社)」などで活動中。


 

ホビーテレパ運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。


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