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【テレパ実物レビュー53】JOYTOY、実は1/12もあるんです! 重量級パワードスーツフィギュア「重火力使い」と「突撃者」

 これまで1/24スケール、1/18スケールのフィギュア、そしてそれを搭乗させられるメカを中心にシリーズを重ねてきたJOYTOY。そこに新たな規格として、およそ1/12スケールのシリーズが登場したのをご存知でしょうか。今回ご紹介する「悽愴たる遠征軍 白鉄騎兵隊第九連隊『重火力使い』」「悽愴たる遠征軍 黒曜騎兵隊『突撃者』」は、1/12スケールのボリュームが魅力のアイテムです。


こちらは「重火力使い」の箱。普段のJOYTOYの箱より大きい!

こちらは「突撃者」の箱。黒い! そして剣がデカい! カッケ〜!



中にはいつものようにフィギュアが収まったブリスターが


 1/18スケールだとコンパクトなJOYTOYの箱ですが、さすがに1/12だといつもよりボリューミー。といっても大型のメカよりは小さく、なんだか馴染みの薄いサイズ感です。



「重火力使い」の箱の中身がこちら。武器3つに交換用手首と、割とシンプルな構成

「突撃者」の箱の中身がこちら。武器3つに交換用手首という構成は同じですが、武器の内容が全然違いますね


「重火力使い」のボディカラーは白。随所に施されたウェザリングが映えまくってます

右腰には巨大なリボルバーのホルスターがチラリ。パワードスーツなのにレザー製っぽいホルスターがぶら下がってるあたりのミスマッチがグッときますね

背中には排気ノズルが。鈍重そうに見えて実はけっこう動けるタイプのやつじゃん

打って変わって黒と赤で塗装された「突撃者」。こちらもウェザリングは激しめです

肩から胸にかけての装甲の重なり感、かっこいいっすねえ〜!

背中に排気ノズルがあるという構成は「重火力使い」と同じです


 「重火力使い」も「突撃者」も、基本的な体格や関節などフィギュアとしての構造は同じです。が、外装の色や形がかなり異なるため、それぞれかなりの別キャラ感があるのが見どころ。同一部隊でもなさそうだし、一体どういう背景のあるキャラクターなのか気になります。


装甲服のヘッド部分は上に開くことが可能。中には編み込みヘアのおじさんが収まっています。今の時点でもそれなりにちゃんとした塗装ですが、リペイントすると化けそうな造形ですね

肩の装甲の裏面には2方向の可動軸が用意されており、腕の動きに追従させることができます

首がなく、そのまま背中のエンジン?部分になだらかにつながっていくデザインはゴツめのパワードスーツならではですね

腰のホルスターに収まったリボルバーは、取り外しができます

リボルバーは中折れ式。シリンダーの後端には銃弾のモールドもあります

股関節は下方向に引き出せるようになっており、できる限り脚を動かせるようにしたい!という熱意が伝わってきます

「突撃者」の中の人はスキンヘッド&ゴーグル。頭の周囲のクッションから滲み出るSAFS感……!

手足や胴体のフレームは「重火力使い」と共通ですが、ガワの方はかなりデザインが異なります。つま先が動くのも嬉しいポイントです

胴体のマグポーチに収まっているマガジンは引き抜くことが可能。感じる……こだわりを……


一見すると全然動かせなさそうな肩周りですが……

関節の根本を大きく前方に引き出せるので、見た目よりはよく動きます

1/18スケールのフィギュアと比較するとこのサイズ感。デカくて嬉しい!


 「蓋を開けると中にはシブいおっさんが!」という、パワードスーツならではの喜びを味わえるのもこの2体の魅力。それ以外にも、なんとかしてゴテゴテした重装甲のフィギュアを動かそう、というトライが随所に見られるのもポイントです。腕と脚の根本の関節は大きく引き出せるようになっており、できる限り手足と胴体の装甲が干渉しないようにしようという配慮が見て取れます。こういった引き出し式の関節は、フィギュアのサイズを考えると1/18スケール以下のアイテムでは難しそう。1/12という大きめのサイズを活かした構造と言えるでしょう。



肩を引き出せば、体の正面で拳銃も構えられます

フィギュア自体の体格がいいんで、デカめの武器が映えますね

謎の槍。刺さったら痛そうな形ではある

銃器の両手持ちはギリギリできるな……くらいの感じ

肩が引き出せるので、剣の両手持ちもできます

散弾銃(っぽい武器)と斧! 蛮族〜!!

二体並べると絵力がありますね!


 では実際に動かしてみるとどうなのかというと、「案外よく動くな〜」というポイントと「ここがもうちょい動けばな〜」というポイントが同居している感じ。膝や肘は二重関節だし、手首も意外と表情が出せるし……という感じで、設計の勝利を感じる部分は確かにあります。胴体も捻ったりちょっと斜めに倒したりできる。しかし、どうせならもうちょい首は動くようにしてほしかった……! 首が固定されているためどうしてもポーズの幅が狭くなり、首から下が意外に動いても微妙にぎこちない印象になっているように思います。ただ、頭部のハッチを開閉できるようにしようと思うと、首の可動と両立しづらいというのも理解できるんですよね。「ハッチを開いたら中におっさんの顔が!」というのが嬉しいのはよ〜くわかるので、なかなか悩ましいところではあります。


 とはいえ、これだけずんぐりむっくりしたフィギュアに対して動くの動かないのという話をするのもちょっと野暮。ゴロッとした重量感のあるフォルム自体を面白がるものでしょうし、塊感のあるパワードスーツのオモチャというのはちょっとしたポージングでの表情の変化を楽しむものだよな……という気持ちもあります。そのままのキミでいいんだよ。ありがとう、生まれてきてくれて……。


並べて遊ぼう!


 ということで、「重火力使い」と「突撃者」でした! まずはJOYTOY製品でも最大スケールとなる1/12ということで、フィギュア単体のボリューム感はかなりのもの。重くてデカくてゴツくてカッコいいという、大きめのアクションフィギュアに期待したい要素は揃っていると言えましょう。


 ガシガシ動かして遊ぶという面白さは正直やや薄めなところはありますが、物体としてけっこう満足感があるのでそこまで気にならないかも。その辺りは「サイズが大きくて、置いておくだけでも満足感がある」という1/12のフィギュアならではですね。なにより、1/12は国内のアイテムでも同スケールの商品が発売されまくっている激戦区。普通に買って遊ぶもよし、手元にあるあんなキャラクターやこんなキャラクターと絡めて遊ぶもよし。クオリティを考えるとかなりお得な一品となっているので、気になった方は軽率に買ってみちゃってください!


 

■ライタープロフィール

ニックネーム:しげる 出身地:日本・岐阜県 自己紹介:フリーライター。ホビー誌などでいろいろな原稿を書く傍ら、毎月けっこうな量のオモチャを買って遊びながら暮らしています



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