今回、筆者が訪れたのは東京都中央区銀座に位置する「Palpito gallery」、3月1日(水)~3月13日(月)の間で開催されていたアーティスト・森屋たいと(@moriya1127)さんの個展。こちらの個展では、なんと“粘土”のフィギュアが展示されているようで…今まで聞いたことのないワードに取材前から興味をそそられました。
それでは早速にはなりますが、レポートをお届けしていきます!
東銀座駅(銀座駅からでも可)を降りて徒歩約5分ほどで到着したギャラリーの前には森屋さんの個展の看板が立っていました。ポップな色合いの中、可愛らしい粘土のフィギュアがプリントされていて道ゆく人たちの目を引いています。
■展示風景
ギャラリー会場2階にある森屋さんの個展は訪れた瞬間から目の前いっぱいに可愛い作品たちがお出迎え。入り口付近には森屋さんの自己紹介のボードも設けられていました。
そして中央の机にはお待ちかねの粘土フィギュアが!
森屋さんに粘土作品の見てほしいポイントを伺ったところ、「粘土作品の場合は彼女たちの雰囲気を見てほしいです。私1人で作っていますが毎日少しずつ違う自分が作っているのでその時々で作られた人形の表情や雰囲気を感じてほしいです」とのお話をお聞きすることができました。ぜひ、こちらのポイントに注目してみてみてください…!
粘土フィギュアのキャラクターたちには、「〇〇ちゃん」という形で名前がついていることが多々あったりなど…実際にみて感じた疑問を質問してみました。
───〇〇ちゃんというタイトルネームが気になりました。各キャラクターはひと作品一回限りの登場ですか?世界観も併せて教えてください
「各キャラクターは一回限りの登場となりますが、自分の気に入った女の子は色や形を変えて再登場することもあります。彼女たちは1人きりの世界を好んでいます。人が一つの人生を生きるように彼女たち各々の世界を感じていただけると嬉しいです」
また、フィギュアたちの後ろ姿も個人的に可愛すぎてびっくりしたポイントです…!最初は正面からしかみていなかったのですが、後ろに周ってみてみたら後ろ姿まで可愛くて可愛くて…。
中央の机のみならず奥や隅にも机が置いてあり、そちらにも粘土フィギュアが展示されています。本当にすごくたくさんのフィギュア(20体以上はあります)が展示されていて圧巻でした。
フィギュアの他にも、会場にはイラストの展示も。
ここでも疑問に思うことがありました。イラストのタイトルが全て「とある少女の肖像画(番号)」になっていたのです。
───肖像画の作品たちは1から順番で描かれているのでしょうか?
「描いた順番の通りにナンバーを付けています」
また、イラストの作品で見てほしいポイントは“キャンバスの場合は影”とのこと。立体感が出るように影を工夫していて、単色ではなくいろいろな色味が見えるように描かれています。
フィギュア・イラスト両作品に共通するのは、「とにかく愛らしく作れるか」というこだわり。頭の上のパーツや服装、ポーズどうすれ可愛くなるかいつも考えて創作されているようです。
▲一部展示作品
「初めて自分の展示会を見て家で見ていた彼女たちが断然生き生きしてると感じました。自分の中にある感情や想像が現実世界に作品として生まれ。彼女たちは誰かに愛でられるために存在するのだなと改めて思いました。本当に素敵な場所で素敵に展示してもらい感激致しました」
今回、自身初の個展とのことでその感想も伺うことができ、そして森屋さんの創作への理解が深まったりなど…有意義な1日となりました。
■会場
Palpito gallery
住所:東京都中央区銀座二丁目11-14
TEL:03-6260-6623
■ライタープロフィール
ニックネーム:sasamoto chihiro
出身地:日本・東京都
ツイッター:@tiam_00
自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。
アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きで、物語だと西洋ファンタジーやバトル系、耽美さを含んでいるものが好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。
ホビーテレパ運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。
多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。
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