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【テレパインタビュー59】ユニークなデザインと高品質な大型造形スタチューが好評の国際的人気ブランド「HEX Collectibles」にインタビュー!


■Profile

会社名:天津匠為文化創意有限公司

ブランド名:HEX Collectibles

CEO:Evan Cheng

会社の所在地:中国天津市

HP: www.hexcollectibles.com

FACEBOOK: @hexcollectiblesofficial

Instagram: hexcollectibles

YOUTUBE: @HEXCollectibles

会社創立年:2018年







(※以下、HEX Collectiblesの共同創設者・Evan Cheng氏からお話を伺いました)


──── まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします! 海外での生活が長かったようですが、海外滞在中の生活体験について教えてください!


「皆さんこんにちは、HEX Collectiblesの創設者・Evan Chengです! オーストラリアのスウィンバーン工科大学で勉強し卒業しました。在学中には、さまざまな文化やライフスタイルに触れることができました。中でもアメリカや日本のマンガのフィギュアをコレクションするようになり、ビジネスとしてフィギュアスタジオを立ち上げることを考えるようになったのです」


──── さっそくですが、ブランド名に込められた意味をお聞かせください!

「私たちのブランド名はHEX Collectiblesです。「HEX」は「Highly detailed, Expert production」の頭文字からきており、常に精巧でプロフェッショナルな制作を追求していることを意味しています。今後も、キャラクターの本質をとらえるために常に革新を続け、デザインの限界に挑戦していきたいと考えています。また、ダイナミックなデザインとクオリティにこだわり、それぞれのコレクションに個性のある魂と芸術的価値を与えていきたいと思っています」



──── 貴社の歴史についてお聞かせください! 当初、どのような考えでブランドを立ち上げたのでしょうか? また、なぜこの業界に携わろうと思ったのでしょうか?


HEX Collectiblesは2018年に設立され、約5年の歴史を持っています。幅広い層の造形商品プレイヤーに、質の高いコレクターズアイテムとサービスを提供しようという考えから、このブランドを立ち上げました。私たちは、造形業界は非常にダイナミックで革新的だと考えており、独自のコレクション用商品を通じて、すべてのアニメ・ゲームファンにさらなる楽しみと満足をお届けできればと考えております。同時に、アニメやゲーム文化への思いも、精巧な立体物造形物を通じて伝えていきたいと思っております

──── 現在の貴社の開発チームについて教えてください! メンバーの人数は合計で何人くらいでしょうか?

「私たちのチームは、プロダクトデザイン、マーケティング&オペレーション、および研究開発&生産の3部門に分かれており、総勢20名以上のメンバーで構成されています。メンバーの一人ひとりが好きな分野に打ち込んでいます。



同時に、共同創業者のKanとSkanが所属するタイのスタジオ「Studio Hive」は、全員が業界では名の知れたプロフェッショナルです。そのため、私たちの開発チームは全員デザインと制作に関する豊富な経験を持ち、すべてのプレーヤーに質の高いフィギュアデザインをより良い形でお届けすることができます」

HEX Collectibles『ヒカルの碁』ヒカルと藤原佐為「神の一手」

©YUMI HOTTA, HMC, TAKESHI OBATA, NOEL/SHUEISHA, TV TOKYO, DENTSU, PIERROT

※中国地域限定商品

HEX Collectibles『HUNTER×HUNTER』 クラピカvsウボォーギン

©POT98-11/V・N・M

※中国地域限定商品



──── 御社の強みだと思うところを教えてください!


「私たちの最大の強みは、フィギュアのデザインにあると思います。業界でも有名なデザイナーたちが、アニメやゲームを深く理解することで、ユニークな造形や優れた表現力を持つ製品をデザインすることができるようになりました。また、製造工程にもこだわり、常に高品質な樹脂素材を使用し、精巧な手塗りと相まって、製品の品質と精度を保証しています。加えて、私たちは幸運にも『NARUTO-ナルト-疾風伝』『BLEACH』『ハースストーン』など、世界中の有名なゲームやアニメのIPとコラボすることができ、プレイヤーの皆様に豊富で多様な製品を提供できることを嬉しく思います

HEX Collectibles ハースストーン リッチキング 1/6スケールスタチュー

©2022 Blizzard Entertainment,Inc.



──── これまでの製品シリーズについてお聞かせください! どのような製品が市場で最も評価されているのでしょうか?

これまでにも、さまざまな製品シリーズが発売されています。例えば、シーン造形を重視したUDSシリーズ、ダイナミックなキャラクター表現を重視したEDSシリーズ、そしてスタティックな造形表現を重視したMMSシリーズなどの豊富なラインナップを取り揃えています。これらの製品はいずれも、緻密にデザインされ、丹念に作り込まれたものです。そのため、素晴らしい表現力を持ち、プレイヤーに視覚的なインパクトとコレクターズバリューを提供することができるのです。中でもUDSシリーズは市場で好評を得ており、例えば最近出荷した千手柱間や我愛羅(『NARUTO -ナルト-』)のフィギュアは多くのプレイヤーから評価されております。それは、これらのフィギュアがアニメの造形を再現していることに加え、キャラクターやシーンの彫刻のクオリティが高く、コレクション性が高いことが最大の原因だと考えています

HEX Collectibles『NARUTO -ナルト- 疾風伝』砂瀑の我愛羅

©2002 MASASHI KISHIMOTO / 2007 SHIPPUDEN All Rights Reserved. Licensed by Pierrot China

※中国地域限定商品

HEX Collectibles『NARUTO -ナルト- 疾風伝』千手柱間

©2002 MASASHI KISHIMOTO / 2007 SHIPPUDEN All Rights Reserved. Licensed by Pierrot China

※中国地域限定商品



──── 貴社の発展において、大変だと思うこと、楽しいと思うことをお聞かせください!


「私たちが思うに、一番大変だったのは、起業したばかりの頃です。当時は、多くのプレイヤーにブランドをアピールし、プレイヤー層の拡大に努め、信頼と評判を築き、常にプレイヤーたちとの関係を維持・発展させることが求められていました。これは簡単なことではありませんが必要な仕事だったと思います。そのために必死に努力し、良い成果を上げてきました。


そして、私たちが最もうれしく思うのは、自社の造形商品がプレーヤーに評価され、認められたときです。例えば、ワンダーフェスティバルの会場に自社ブース出展し、次々と多くのプレイヤーの注目を集めたことがあります。より多くの方にアニメ造形物の世界を知っていただき、足を踏み入れていただけることを大変嬉しく、誇りに思います。このような一生忘れられないような貴重な体験が、私たちを支えてくれているのです」

HEX Collectibles過去イベント出展風景(上海ワンダーフェスティバル)


──── 現在、貴社の製品はどちらの国々で販売されていますか? 具体的にどの製品がどの国でより売れているのでしょうか? この差別化の理由は何だと思いますでしょうか?

「現在、当社の製品は、アジア、アメリカ、ヨーロッパなど、いくつかの大陸で販売されています。当社の製品は、中国やアメリカで非常によく売れています。これは主に、中国とアメリカの市場規模が大きいためです。プレイヤーたちはアニメやゲームに熱中し、造形物コレクションへの関心が高まっているからだと思います



──── 開発チームやクリエイターが好きな日本のACG作品や、イラストレーター・作画監督などについてお聞かせください! 具体的に、好きな作品・キャラクターの名前とその理由を教えてください!

「当社のプロダクトデザイン・開発チームは、アニメやゲームをこよなく愛するプロフェッショナルたちで構成されています。例えば、コンセプトデザイナーのSkanは、『NARUTO -ナルト-』の大ファンです。ナルトやサスケといった二人の主人公は、力強くて、ものすごい必殺技を持っている、彼の一番お気に入りのキャラクターです。アニメの中で、二人の強い絆が描かれているように、彼も自らの趣味を生かし、『NARUTO -ナルト-』の多くの造形スタチューをデザインして制作しています

©2002 MASASHI KISHIMOTO / 2007 SHIPPUDEN All Rights Reserved. Licensed by Pierrot China

※中国地域限定商品


──── 日本の有名なACG作品や巨匠作家とコラボする機会があれば、どなたとコラボしてみたいですか? もし可能であれば、どのような形でのコラボを希望されますか?

「もし可能であれば、大友克洋先生とは、ぜひコラボする機会をいただきたいと思います。私たちは、大友克洋先生の作品を心より尊敬しており、彼の芸術的な美意識と創造力に深い敬意を抱いています。


例えば、作品『AKIRA』は反ユートピア的なSFマンガで、人間や社会に対する深い思索が込められています。先生とともに、ユニークで迫力満点な大型造形スタチュー企画をぜひ作りたいと思っています。『AKIRA』の芸術的なスタイルと私たちの製作技術を融合させることで、驚きを与える彫刻作品を創り出すことができる自信があります」



──── お気に入りの日本の玩具ブランドや製品シリーズについて教えてください!

「私たちは、日本の玩具ブランド「プライム1スタジオ」にとても感心しています。プライム1スタジオ様は、世界中の著名なゲームスタジオや映画スタジオとコラボし、高品質な造形商品を企画製造しており、プレーヤーたちに幅広いラインナップを提供しています。プライム1スタジオの主要な製品ラインは常に印象的ですね。例えば、数多くの映画、アニメ、ゲームのIPライセンスを収めたUltimate Premium Masterlineが挙げられます。彼らの製品はどれも繊細な職人技と優れたデザインで知られており、驚かされます。従って、プライム1スタジオの造形彫刻の分野での革新性と実績はいつも高く評価しています」



──── 造形業界の現状について、ご意見をお聞かせください! また、今後の業界動向について、貴社はどのようにお考えですか? どのような方向性で取り組んでいきたいですか?


「造形業界は、今後の発展が期待される分野だと考えています。3Dプリンター技術の発展により、樹脂製スタチューとPVCフィギュアの製作工程はより速く、より正確になりました。これにより、造形物の生産量が増え、よりバラエティに富んだ作品をプレイヤーに届けることができるようになりました。また中国側では一般消費者全般において近年収入と生活品質の向上が進むことと共に、趣味または幼少期への追憶にお金をかけようとする人が増えてきています。


それに伴い、アニメグッズへの関心も高まり、フィギュアの市場ニーズは今後も拡大していくと思われます。これからもっとデザイン表現に力を入れ、より豊かで洗練されたフィギュアを生み出していきたいと考えています。さらに、グローバルなネット販売やVIPのお客様へのサービスなど、新たな商業化チャネルを拡大し、消費者にさらなる利便性を提供していきたいと考えています」


──── 日本市場へこれから参入する予定を伺っておりますが、何か言い方ことか、ご感想をぜひお聞かせください!


「私たちの製品で日本市場に参入できることを大変うれしく思います。日本はアニメ・マンガ・ゲーム文化の発祥地の一つであり、世界で最も豊かなサブカルチャー文化を持っています。私たちは自社の製品を通じて、日本のプレイヤーたちに優れたコレクションアイテムをご提供し、弊社の造形製品における情熱と職人魂をお伝えできればと思います」



──── 長いインタビュー大変お疲れ様でした! 最後に、日本の皆様に一言お願いします!

「日本の皆様、まもなく弊社の商品を様々な企画を通してご提供できるようになると思います。大変嬉しく、そして光栄でございます。私たちは日本のアニメ、マンガ、そしてゲームの作品を心から愛しております。そして日々さらなる良い造形作品を作るために努力しております。またたゆまぬ努力により造形商品コレクションの楽しさと満足感をより多くの方にお届けしたいと思います。


当社の新しい自信作を皆様にご披露できる日を楽しみにしております。ぜひご応援ください。誠にありがとうございます!」

 

HEX Collectiblesの最新商品リリース情報はホビーテレパにて告知していきます。ぜひお楽しみに!

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