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【テレパインタビュー58】美しく鮮やかな色合いとケモミミの男の子──イラストレーター・ぽん豆°さんにインタビュー!



■Profile


ニックネーム:ぽん豆°

ツイッター:@ponn_mame

インスタグラム:@ponn_mame

出身地:日本

職業:イラストレーター









■Art Gallery



───まずはじめに、簡単な自己紹介をお願いします!


「フリーのイラストレーターとして活動しているぽん豆°です。男の子を描くのが好きで、色を中心とした絵を描いています」


───絵を描き始めたのはいつ頃からですか? また、美術系の学校などに通ったことはありますか?


「私は幼少期から絵を描くという行為が好きで、最初に絵を褒めてくれたのは大好きな祖母でした。人生の中で絵を描く行為というのは一種の娯楽で、本格的に絵を学び始めたのは高校二年生のころだったかと思います。高校までは周りの人たちに合わせて普通科で、大学は美術系の大学に通いました。本格的に絵の道に行こうと思ったのは大学受験と、同じ道を志望する仲の良い友人がきっかけになります」



───影響を受けた人物をお聞かせください


「私が一番影響を受けた人物がいますが、それは大学の同期で一番絵がうまかったクラスメイトです。彼女はとてもセンスがあって、一目見ただけでその子のイラストの虜になりました。色使いがとても綺麗で、無駄がなく、完璧な塗りと構図には舌を巻きました。今でも彼女を理想としながら自分自身の味と方向性を探してイラストを描いています。実は厚塗りやプロクリエイトというお絵描きソフトを使えるようになれたのも彼女に憧れてのことでした」


「また私はアニメやゲーム、映画が幼少期から好きだったので、自ずと意識はしていなくても身近で楽しんでいるものが私のイラストに影響を与えているような気がします」


───ご自身が今まで描いた作品の中で1番印象深い作品は何ですか? そう感じたエピソードも併せてお願いいたします


「すごく悩みましたが、一番印象深い作品はベルという名前を付けた、金髪の柴犬をモチーフにした男の子を描いたイラストです。この頃は自身の画風や描きたいものが分からなくなってしまい、何を描いても満足せず落ち込んでいた時期でした」



「そんな時、改めて方向性を考え直して描いたのがこの作品になります。塗りに厚みがあって、はっきりとした色遣い、顔を大きく見せ、存在感のある絵を描きたいと少しだけ方向性が定まり、それによってその後描いたイラストへのファンの反応も徐々に良くなりました。このイラストは私に大きな変化をくれたスランプ脱却のきっかけです。なので、今でもとてもお気に入りのイラストです」


───創作する上でよくモチーフにしているものはありますか?


「モチーフにしているものはたくさんあります。ケモミミは特にそうなので、今後も色んな獣人を描いていきたいです。また、少年をよく描くことが多いのでセーラー服も多くモチーフにしていると思います。一枚絵を描くにあたってそのイラストで軸とするテーマやアイテムがあるのでその都度モチーフは変わってはきますが、一番肝にしているのはツンデレや大人っぽい男の子だと思います」


───先生の作品は淡色が美しいなぁと感じました。創作する上でこだわっている部分をお聞かせください


「色を褒められることはとても光栄です。私自身イラストを描く上で何よりも大事にしていることが色を置く過程です。悩みながら、多くの時間をかけて色を慎重に決めています。色は何通りにも組み合わせが可能で一つ色を変えるだけでもイラストの雰囲気が変わってしまうので最終的な色を決めるのがとても難しいです。ですが、その過程を苦戦しつつも塗るのも楽しいなと感じます」



「体の部位でこだわっているのは、沢山ありますが特に目です。よく人物を描く私にとって、目はその人物の魂の宿る大事な場所だと考えております。なので色んなオリジナルの男の子を描きますが、それぞれに合った違う色と描き方をしていて、唯一無二の自分の絵柄を織り交ぜて描いています」


───作品の中には「ノア」「ロード」など名前がついたキャラも見受けられたのですが、こちらはどのようなキャラなのでしょうか?


「ロード、ノアはどちらも私のオリジナルキャラクターになります。元々ケモミミというジャンルが好きで、人間に獣の耳としっぽがついた、ほとんど人間に近い姿をした獣人が好きです。私は創作活動をするうえでこのケモミミを何度も描いています。それは私自身動物が好きだったり、そういった動物が主人公のアニメや映画が好きだったからということも理由にあると思います」



「ノアは私の創作の中で好きを詰め込んだキャラで、初期に生み出されました。Twitterで投稿した際、当時にしては反応がよく、私自身もとても気にっておりました。今では自身のキャラの中で一番好きともいえるキャラクターです」



「ロードはかなり最近のキャラクターでこのノアと同じくうさぎの獣人の男の子になります。私はあまり創作したキャラクターに深い意味や関係性など、設定をしない事が多く、自由気ままに好きなものを描いていますので、この二人に限らず、ほとんどの創作のキャラクターは自身の気分と嗜好が絡み合っています。名まえをつけるのは自身が気に入った証拠でもあるので、名前がついてない子も数多くいます」


───先ほどの回答内にもあった“動物が主人公のアニメや映画”について、おすすめ作品をぜひ!


「まじめにふまじめかいけつゾロリというアニメや、ズートピアというディズニー映画がお勧めです!ディズニー、ピクサーの映画は子供向けの映画が多いのは確かですが、今でも見返したりするぐらい大好きです」


───これまでに参加した商業プロジェクト、及びビジネス活動歴について教えてください


「「class101」様の方でオンラインのイラスト講座をやらせて頂いたり、歌い手様のサムネイルイラストやグッズ、Vtuberのイラストや、コスプレイヤー様のSDイラストを手がけてきました。まだまだ経験が浅いので、イラストのスキルを磨きながら頑張りたいです」


───今後、挑戦してみたいことはなんでしょうか?


「イラストにおいて挑戦したいことはもっと動きがあって空気感があるような味があるイラストを描くことです。また背景や小物を描くのが苦手なので、色んなモチーフが描けるようになっていきたいです」


「2022年にはじめて自分のグッズを販売したのですが、思ったより楽しく、何よりファンの方にも喜んで頂いたので今年も第二弾のアクリルスタンドを販売したいなと予定しています!また、近いうちにコミケといったイベントに参加してみたいです。周りのイラストレーターさんがよく参加していますが、私は今までの人生で参加したことが一度もないので、今後絶対挑戦していきたいです」


───インタビューありがとうございます!  最後にファンに一言お願いします!


「いつも私の絵を楽しんでくれてありがとうございます!これからもオリジナリティ溢れる画風を目指しながら成長していき、人の心に残るような絵を描いていきたいと思っています。是非見守って下さると嬉しいです」



 

■ライタープロフィール


ニックネーム:笹本千尋 -sasamoto chihiro-

出身地:日本・東京都

ツイッター:@tiam_00

自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。


アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きで、物語だと西洋ファンタジーやバトル系、耽美さを含んでいるものが好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。


現在は「アニメイトタイムズ」「クウネル・サロン」などで活動中。


 

ホビーテレパ運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。


多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。


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