【テレパインタビュー㊵】白黒のドットと鮮やかなカラーを自在に使いこなす! 東京で現役活動中のイラストレーター&漫画家、富大貴先生にインタビューしました!


■Profile


ニックネーム:富大貴

ツイッター:@kuribulb

インスタ:@kuribulb

ウェイボー:@富大贵

出身地:中国

大学:中国美術学院

職業:イラストレーター&漫画家








■Art Gallery


─── ではまず、富大貴先生の自己紹介からお願いします。ニックネームに特別な由来はありますか?


「皆さん、こんにちは! 富大貴です。 ココナッツ風味のものが大好きです!


富大貴(ふうたいき)というあだ名は中学生の時に学校の男子生徒がふざけてつけた名前です。でも面白いし、かなり地味だと思ったので、それ以来ずっと使っています(笑)。よろしくお願いいたします」

(編集部注:中国では日本のイメージと異なり「富貴」は縁起がいいけどちょっと田舎臭く、男性につけることが多い名前です。このことをわかった上で敢えて使っているのが先生のセンスの面白いところです)



─── 今、日本におらっしゃるんですよね? 日本に来てどのくらいにりますか? 現在の生活について、少しお聞かせください


「私は2017年、1年間だけ日本に滞在しました。その後しばらくの間帰国した後、今年の4月に留学の手続きをしに日本に戻ってきました。現在の生活についてですが、家にいるより外の世界に触れているような気がします。学校でクラスメイトと食事をしたり、おしゃべりをしたり、コミュニティがあるのがいいですね。以前は、フリーランスのイラストレーターとして自宅で仕事をしていたのですが、本当に退屈していたんです」


─── 日本での生活で面白かったこと、または印象に残っていることを教えてください


「面白いものがたくさんありますね。日本には、さまざまなフェスティバルがありますが、その中でもかなり面白いものがあると思います。他に中国人にとって一番印象深いのは、ラーメンと餃子の定食セット(笑)! いわゆる「主食」+「主食」のようなものですね。中国では炭水化物ばかりの食べ合わせはなかなかありませんから」



─── マンガはいつから勉強しているんですか? マンガを描くきっかけをお聞かせください


「大学ではコミック・イラストレーションを専攻していましたが、実は美学を身につけることが一番の収穫だったと思います。大学での学びを通じて、自分自身の美意識は大きく向上しました。そして、漫画を作るきっかけがあるとすれば、漫画を描くこと自体が難しいことなので挑戦してみたいと思ったからです。若くて意欲があるうちにチャレンジしたかったんです。


その結果、約3ヶ月の勉強の末、初めての大きな課題を終え、プロの先生からかなり良い評価をいただきました! でも、その間の過程が本当に苦しくて...従って、これからもっと上手に、気持ちよく仕事ができるようになればいいなと思います」


─── その時の作品のプロットと主要キャラクターについて、ぜひ教えてください


「これは、自分の好みを満たすために作られた物語です。大まかに言うと、片思いのカップルが間違って性別が入れ替わってしまい、初対面からやがてお互いの魂に惹かれ合うまでの話です。ヒロインは物語の最初の視点であり、多くの女子が共感できるキャラクターです。しかし、物語の終盤では、彼女は目上の人の立場、つまり男性視点に近い状態になっているのです(男性視点に近く、実はこの見方の方が好きな人も多いのではないでしょうか)。そして主人公は単純に自分の好みのタイプです。メトロセクシャルでちょっと生意気で、人見知りしがちな犬系です」



─── 先生の作品を拝見すると、白黒コミックとカラーイラストの両方を上手く使いこなされております。ここまでスキルアップするのにかかった時間や学習経験について教えてください


「最初は手描きで、マーカーや水彩絵の具などでかなり長い間描いてきましたが、今の作風もその頃と同じ感覚を踏襲しています。最初の頃はいろいろと参考素材を探したりしていました。カラードローイングも同じで、好きなアーティストを見つけてそのスタイルを研究し、気に入ったところを研究し、そこに少しずつ自分のものを足していくのです」

─── 先生の作品からは日本の伝統文化に造詣が深いことがうかがえます。日本文化のどこに魅力を感じ、どのような部分に時間と労力をかけて取材してきたのかをぜひ教えてください


「私は...特にしてないです...ハハハ。たぶん最初の答えは日本のアニメをたくさん見たことだと思います。 特に小学生の頃は『犬夜叉』という日本アニメが好きで、彼らの昔の衣装やヒロインのセーラー服などにかなり憧れていて、子供心にフィルターがかかったような感じでしたね。それからも、主にアニメを通して日本の歴史を学んできました。少し前には『平家物語』や『犬王』を観たことがあります」



─── マンガとイラストでは、創作するためのスキルも大きく異なりますが、普段はどのようにインスピレーションを得ているのでしょうか。先生の創作秘訣をお聞かせください


「創作技法ということであれば、作りたいキャラクターの外見から発想する場合と、読んだ小説などのプロットから発想する場合の2種類がありますね。インスピレーションを集めることについては、それはかなり難しいことです(泣)! 私もひらめきのコツを知りたいし、面白いマンガ作者の脳がどういう構造になっているのか、ぜひ見てみたいです」


─── 尊敬する日本のACG作品と日本人クリエイター、または最も影響を受けた作品を教えてください


「私は『海辺のエトランゼ』の作者である紀伊カンナ先生がとても好きなんです。イラストでもマンガでも、見ていて幸せな気分になれる作風です。他には、和山やま先生の作品もずっと読んでいますので、とても面白いと思います。


個人的に影響を受けたといえば、二次元風のスタイルを模索し始めた頃、種村有菜先生の作品をたくさん真似したことがありますね。彼女の少女漫画もとても好きです。また、ミュージシャンのKAZUAKI先生にもずいぶん影響を受けました」



─── 今取り組んでいる仕事と、これから実現したい目標を教えてください


「現在、夏休みの課題に取り組んでいます。家族関係をテーマにした物語に挑戦してみたいということで、前回の続きです。私はあまり論理的で想像力が豊かなタイプではないので、衝撃的なものよりも、温かくて甘いものに挑戦するのがいいのかなと思います」


─── 選択肢があるとすれば、商品化やコミッションの面で、どんなことに挑戦してみたいですか?


「そうですね。以前はクリエイティブやゲームの依頼がほとんどで、最近は小説の宣伝用アートワークが多くなっていますが、特にこだわりはありません。面白いテーマも高額の報酬も、私にとって同じように魅力的です。商品化ということでは、自分のキャラクターデザインをプラスチックのフィギュアなど、物理的なものにすることを期待しています。本当にすごいことだと思うんです。これから、キャラデザを頑張らなきゃと思うんだけどなー」



─── 富大貴先生、インタビュー大変お疲れ様でした! 最後に、ファンに一言をお願いします!


「この業界を愛するクリエイターの方には、いつまでもその愛を持ち続けてほしいです。


そして、私の絵を気に入ってくださった方、たくさんの輝く星の中から、あまり輝いていない私を見つけてくださって、本当にありがとうございます!」

 

富大貴先生の最新作品情報と商品化企画は、ホビーテレパにて告知していきます。ぜひお楽しみに!

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