【テレパ実物レビュー⑲】量産型ロボットのスパルタンな旨みを凝縮! JOYTOY「スチールボーン」シリーズ

更新日:3 日前

 1/25のフィギュアとそれが搭乗できるロボットを組み合わせて遊ぶ、JOYTOYの「暗源」シリーズ。その中でも、「スチールボーン」という名前の機体は、これまでに数多くのバリエーションが発売されてきました。今回紹介するのは、このスチールボーン系の機体の新作、「ホワイト」と「グレー」、そして「シルバーガーディアン」の3機です。

こちらが「ホワイト」。見ての通り、白い塗装が特徴です

こちらが「グレー」。どっちもモジュラー装甲っぽいデザインがイカす

箱は中華トイ名物、前面がパカッとなるやつです


 これまでにもたくさん発売されてきたスチールボーン系の機体。その特徴は、モジュラー装甲(簡単に取り外したり交換したりできる構造の装甲)っぽいディテールが盛り込まれた、スパルタンな雰囲気です。装甲自体のデザインも平面的で、現用AFVっぽい。同型の機体がたくさん存在しているというのも、実際の兵器っぽさがありますね。


「ホワイト」の箱の中身はこんな感じ。でっかいガトリング砲が2個も入ってるぞ

「グレー」の箱の中身。こちらはガトリング砲ではなく、長剣が入ってます  今回紹介する3機の中でも、「ホワイト」と「グレー」の見た目はほぼ同じ。ただ、大きく異なるのが付属する武器と塗装です。見ての通り白色とグレーで塗られているわけですが、武装に関しても大きな差が。「ホワイト」はパーツの組み合わせでセッティングを変えられるライフルのほか、大型のガトリング砲が2個付属しています。このガトリング砲は、付属パーツと組み合わせることで自律型の兵器にも。一方の「グレー」はライフルのほか、長剣が付属。刀身に書かれた「BLOOD FOR BLOOD」の文字がなかなか物騒です。

ガトリング砲の両手持ち! カッケ〜!

付属のパーツを使えば、ガトリング砲を搭載したドローン兵器にも

スチールボーン系のコクピットの開き方はこんな感じ。シートのど真ん中にあるコンソールは角度を調整できるので、フィギュアを乗せやすくなっています

パイロットはロボットの背中に背負われているような位置関係。部分的にハッチを開けて顔を出すこともできます

全身武器だらけな「グレー」。こっちはこっちでシブい。左肩のコンテナは開くとミサイルが出てきます

背面の武器はアームでマウントするスタイル。角度は自由に変えられます

長剣を両手で持つことも可能。刃がギザギザなのが怖いぜ


 付属のパーツを全て取り付けると、どちらもなかなかな重武装に。ゴテゴテした感じがカッコいい! 可動に関してはこれまたいつもの暗源といった感じで、大きく干渉する部分などもなくよく動きます。ただ、やっぱり関節のクリックが激硬の部分があったりするので、動かすときは注意と腕力が必要な場合も。動かしていると部品が落っこちたりするくらいクリックの振動がすごいので、ポーズをつける際にはある程度手足の位置を取りたいポーズに合わせてから武器を持たせて調整するのがコツです。

「ホワイト」のパイロット。上下の服の色がバラバラだったりして、ちょっとPMCっぽい

背中にはなんとな〜くハザード4あたりのバックパックっぽいリュックが。小さいフィギュアですが、塗り分けも丁寧です

こちらは「グレー」のパイロット。こちらは服の色的に正規軍っぽさが漂ってますね

フィギュアだけで遊んでも楽しい


 付属のフィギュアも、「ホワイト」と「グレー」のパイロットはなかなかタクティカル。小さいフィギュアなんですが、ボディアーマーとマガジンポーチ、さらにホルスターなどその他の装備品をレイヤー状に重ねて着用している様子が立体的に表現されています。また、1/25スケールの小柄さながら、可動はやはり全体的に優秀。ライフルを持たせても、しっかり構えられます。

こちらは「シルバーガーディアン」。名前の通り、外装はシルバーで塗装されています。そして箱の前面はパカッと開きません……!

箱の中身。銃もついてるんですが、なにやら刃が2枚くっついた物騒な武器が……

組み立てるとこんな感じ。まさかライフルの部品から斧(?)ができるとは

付属のガトリング砲は背中に背負って装備します

パイロットも、機体と同じシルバーの装甲服を身につけています


 一方、「シルバーガーディアン」の方はかなりSFチックというか、「ホワイト」「グレー」とはちょっと違ったテイスト。一番印象が違うのがロボットの胸部装甲で、ちょっと丸っこい形状がなんだか鎧のようなニュアンスです。また、シルバーの塗装も鎧っぽさをアップさせております。ちょっとびっくりなのが武器の斧なんですが、材料のほとんどは「ホワイト」や「グレー」についていたのと同じライフル。このライフルに刃先などのパーツを取り付け、無理やり刃が2枚ついた斧にしてしまうという構造です。なるほど、これなら新規パーツの金型を彫らなくてもいいもんな……。また、付属しているフィギュアのデザインもSF感が強めで、現用装備の延長っぽいデザインだった「ホワイト」や「グレー」のフィギュアとは随分テイストが異なります。


 塗装に関してはこれまでのJOYTOY製品らしく、なかなかハイレベル。いずれの機体も全塗装となっており、汚し塗装まで入っております。「ホワイト」と「グレー」はガッサリとマットな質感で、角張った機体の形状と相まって現在のAFVっぽい仕上がり。一方の「シルバーガーディアン」は金属っぽい光沢のある塗装となっており、質感だけでも3機の個性が表現されています。塗装の綺麗さと丁寧さは、JOYTOYのオモチャのいいところですね。


 ただ、相変わらず自分で組み立てる必要のある部分はやたらとタイトなのが残念。はめ合わせる必要があるダボやダボ用の穴に塗料が塗られているので、ギッチギチに硬いです。これ多分、原型段階ではそれなりに余裕がある設計なんだと思うんだよな……。また逆に装甲を固定するダボは変に抜けやすかったりするので、このあたりのパーツ固定の精度はもうちょい頑張ってほしい。まあ、このあたりもJOYTOYあるあるではあるんですが。


 あと、「1/25のフィギュアとロボットを組み合わせる」という遊びのコンセプト自体に変化がないので、何個か集めると正直「同じだな~」という気持ちになるというのはあります。なんか変形するとか、ちょっと目新しい合体ギミックがあるとか、サイズ感が全然違うロボットが発売されるとか、ちょっと目先が変わったアイテムも期待したい。「こういう世界観が好きなんだ!」というやる気は感じるので、マンネリっぽい感じになっちゃうのがもったいない……!

3体並んだ時の充実感がすごい


 とはいえ、今回のスチールボーン3機も単品で見ればカッコいいオモチャです。現用兵器っぽさとヒロイックな印象を併せ持っている「ホワイト」と「グレー」もいいですし、テイストがかなり異なる「シルバーガーディアン」も同型機としてラインナップしているのは設定がふわっとしている暗源ならでは。「これが暗源で出るとは!」という根本的な新しさは薄いですが、クオリティは安定しているので、見た目が気に入ったならご購入をオススメします!


商品情報:

JOYTOY 暗源 スチールボーン戦闘メカ ホワイト塗装Ver.

JOYTOY 暗源 スチールボーン戦闘メカ 警備塗装Ver.

JOYTOY 暗源 スチールボーン09 近接戦闘特化型メカ「シルバーガーディアン」

 

■ライタープロフィール

ニックネーム:しげる 出身地:日本・岐阜県 自己紹介:フリーライター。ホビー誌などでいろいろな原稿を書く傍ら、毎月けっこうな量のオモチャを買って遊びながら暮らしています


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