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執筆者の写真蒼人

【テレパ実物レビュー⑬】核誠治造駮機製ROBOT BUILDシリーズ、一人のデザイナーが生み出したデザイナーズトイ3機で組み替え遊びを楽しもう!

以前実物レビュー⑦・⑧・⑨で紹介した3体のメカ(“美杜莎”(MEDUSA)“海神”(PROTEUS)“影虎”(TITANK)

実はこちら、いずれも1人のデザイナーの手によって生み出されたメカニック群なのです。


手掛けたのはコミックアーティストにしてメカデザイナーのLAS氏のインタビューに興味のある方は是非こちらをご一読いただきたい。

“影虎”(TITANK)のレビューでは、影虎と海神のカラーリングには共通した文法が感じられると書きましたが、それもそのはず。


LAS氏へのインタビューでは以下の通りに言及されており、現実離れしたデザインの美杜莎と現行兵器然としたデザインの海神、影虎というキャラクターの分類はデザイン段階で構想されていたものであるということが読み取れます。


以下メカデザイナーLAS氏インタビューから引用:

「MEDUSA MKⅢ メデューサ」はテロ組織「GORGON ゴルゴン」に属する機体であり、「GORGON ゴルゴン」はストーリー中の設定では「超技術」を持った組織であるため、「MEDUSA MKⅢ メデューサ」のデザインは他の機体と比べて、より想像力豊かな「現実と離れた」メカ造形になります。その一方、「PROTEUS 海神(かいじん)」と「TITANK 影虎(かげとら)」は元々設定上では軍事用のメカとして作られたもので、その設計スタイルも現実中の軍隊用装備外観に傾向しています」


それだけに、組み替え遊びをする際はやはり海神と影虎は何も考えずにパーツを組み合わせても収まりが良いように感じます。

(前回のエントリで紹介したこちらの組み合わせも、何も考えずにノーストレスで組み替えができてしまいます)


海神はもともと全身武器の塊といった機体ですが、影虎からレールガンを移植してさらに武装強化をしてみました。

サソリの尻尾のように装着することで両腕と両肩の武装はそのままに装備を強化できます。

下半身を丸ごとタンクモードの影虎に載せてみました。

お手軽な組み替えですが、両機とも兵器然としたデザインと類似したカラーリングであるため、驚くほど綺麗にマッチしています。


ポージングはそのままにレールガンを生やしてみました。

重武装の上半身に負けないボリュームの下半身でバランスが取れました。

トップヘビーな機体も格好良いですが、下半身にボリュームがあると安定感が違いますね。

サイドショットはこんな感じ。

ゴッツい体系で格好良いぞ!


美杜莎はカラーリングが海神や影虎とはかけ離れているので、使うパーツの雰囲気を合わせて組み替えを楽しみましょう。

美杜莎は装甲の一部にクリアパーツが使われているので、海神の武装パーツの中からクリアな部分を選んであげたら意外とマッチングが良かったです。

両腕にシールドとクローを装備した形態がこちら。

軽装で機動力重視っぽい美杜莎ですが、シールドを追加することで防御力も備えた機体に。

肩にスタビライザーを装備し、高速移動でも安定した機動が可能です。

影虎からもパーツを拝借。

蛍光グリーンがちょっと目立ちますね。

両腕下腕に近接格闘武器を装備し、左肩にはミサイル、右肩には影虎の背中装甲を流用したシールドパーツを装備。

細身のプロポーションに大型のシールドという対比が非常にバシッとキマります。

デザインラインの異なる美杜莎の組み替えをどうしようかと少し迷いましたが、デザイナーが同じこともあってかパーツを選べば組み替えも結構キマりました。


一方、色合いも類似している上に、設定上の所属陣営が同じ海神と影虎は何も考えずに組み合わせても非常にまとまりが生まれます。


LAS氏のインタビューを読めば機体デザインに対する解像度も上がること請け合い。

三つの商品のいずれかを手に入れることができた方は是非インタビューを読みつつブンドドをお楽しみください!

 
 

■ライタープロフィール


ニックネーム:蒼人


出身地:日本・神奈川県

自己紹介:帰宅後に家事の合間を縫ってプラモ製作に勤しむリーマンモデラーにして毎週末劇場に足を運ぶ映画マニア。

TBSラジオのヘビーリスナーかつハガキ職人でもあります。

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