【テレパ実物レビュー⑪】ロボットドラゴンに騎乗せよ!中二の魂をくすぐるJOYTOY戦星辰シリーズ「SALUK FLAME DRAGON CAVALRY」

 以前の記事では「タクティカルでミリタリーでSFなフィギュアだね~」というようなことを書いたJOYTOYの「戦星辰」シリーズなんですが、実は同じシリーズの中で全然毛色が違うタイプのフィギュアも発売しています。

ミリタリーでタクティカル……というよりSFでファンタジーなフィギュアです

 今回紹介する「SALUK FLAME DRAGON CAVALRY [CRIMSON]」と「SALUK FLAME DRAGON CAVALRY [SHADOW]」は、なにやらSFファンタジー的な味付けの濃いフィギュア。他の商品を見る限り、「SALUK(サルク)」というのはなんか国名というか、種族の名前というか、そういう名前の集団がいるよという設定の様子。それにしても、「FLAME DRAGON CAVALRY」というヒマな中学生が授業中に考えたみたいな商品名、嫌いじゃないよ……。

ビークル付きなんで、箱はちょっとデカめ

箱の前面がバカッと開くアレは健在。高級感〜!


 基本的には細長い箱に3.75インチフィギュアと付属品が入っている、というのが「戦星辰」シリーズのフォーマット。しかし、「FLAME DRAGON CAVALRY」の2体はそれより大きめの箱に入っております。開けてみると、フィギュアに加えてバイク型に見えなくもないメカが。「ビークルと組み合わせても場所を取りすぎず、遊びやすい」というのは3.75インチフィギュアの美点でして、ビークル付きでも箱がそんなにデカくなくて取り回しやすいのはありがたい。あと、透明パーツ製のスタンドも付属。「スタンドは別売り」みたいなフィギュアってけっこうあるんで、これもありがたみポイントですね。

ちょっと頑張れば剣の両手持ちもできる!

鎧がジャマかと思いきや、けっこうよく動きます

まっすぐ立たせてもかっこいい


長ものを振り回すポーズ、これはこれで遊んでて楽しい


 フィギュア自体は「戦星辰」シリーズの標準的な作りで、3方向の軸が組み合わされた手首やつま先の可動、胴体内や股関節がボールジョイントで接続されている点などは他と同じ。グリグリ動かしても安定感がある作りは健在です。[CRIMSON]のほうは女性素体となっており、男性素体よりも作りは華奢ですが、可動箇所や可動範囲はほぼ一緒。また、女性素体は腰の辺りから少し後ろに沿ったような形状になっており、ひねりを加えた女性キャラらしいポーズも取れるようになっています。

これだけ拡大した写真だとアイプリントがちょっと微妙……と思うかもですが、正直実物の大きさだとそこまで気になりません

「鬼か?」みたいな素顔

 また、今回の「FLAME DRAGON CAVALRY」の2体はフルフェイスのヘルメットの他に素顔のパーツも付属しており、付け替えることができます。[CRIMSON]の方は普通にショートカットの女性の素顔なんですが、[SHADOW]の方はなんだか赤黒いし白目剥いてるし、どう見ても人間じゃない顔つき。鬼か? 「戦星辰」って一体どんな世界観なの……?

それではバイクの後ろ半分を左右に開いて……

羽根を展開して……

脚を捻って爪先を出せば……

ドラゴン形態に変形! 変形プロセスは割と単純ですが、かなり印象が変わるのが面白い


 で、当然気になるのが付属のビークル。箱に入っている状態では羽根や頭が折り畳まれており、この状態でもフィギュアを乗せて遊べます。さらに前後を逆にして、車体の後部を構成していた翼のパーツを展開。フットペダルのような部分を変形させて脚にすれば、ドラゴン型のロボット(?)にチェンジします。ちなみに、この状態でもバイクと同じシート部分にフィギュアを乗せることが可能。変形プロセス自体は単純なんですが、「バイクとドラゴンで前後が完全に逆になる」というところはなかなかトンチが効いてますね。

当然ドラゴン形態でもフィギュアは載せられます。カッケ〜!


 ドラゴンの関節パーツはフィギュア本体とは異なる素材でできており、可動軸はやや硬めのしっかりした作り。部品が落ちるなどイライラする部分はありません。「関節の作りがしっかりしていて、触っていても安定感がある」というのは、「戦星辰」シリーズのいいところですね。あと、付属のスタンドも効果絶大。こんなん飛んでる状態で飾りたいに決まってますからね。ただスタンドの可動部分がちょっとドラゴンおよびフィギュアの重さに負け気味なので、気になる人は可動部のネジを締めて調節するか、もういっそ瞬間接着剤とかで接着しちゃってもいいかも。


 ただ、ちょっと気になるところもなくはない。というのもこの機体全体に配置された関節パーツが真っ黒でして、形状もドカンと円柱状で特にモールドなどもないので、まあまあ目立つ。多少はロボットの関節っぽい雰囲気の形や色になってるとかなんかパイプやシリンダーみたいな部品がくっついてるとかだったら、もうちょい変形メカっぽい色気もあったかな、という感じはあります。


 基本的にはミリタリーSF的なデザインのフィギュアが多い「戦星辰」シリーズ。なのでどうしてもポージングもライフルを構えたりする感じになりがちですが、「槍や剣のような武器を持ったフィギュアがドラゴン型ロボットにまたがる」という組み合わせだと、ポージングもなんだか新鮮です。SFファンタジー的な甲冑っぽい装備品もドラゴン型ロボットとよく馴染んでおり、単体では完成度の高い製品と言えるでしょう。だがしかし、結局この2人がなんなのか、他のフィギュアとはどういう関係なのかは依然として謎……。統一したシリーズで発売されている以上、「FLAME DRAGON CAVALRY」の2人も他のキャラクターと何かしらの関係はあると思うんですが、フィギュアだけではなんかよくわからないんですよね。ビックリマンシールの裏面程度の情報でいいんで、この人たちがなんなのかという説明がほしいところです。いやほんと、設定資料集とか作ってくんないかな……。

2体並ぶと嬉しさ倍増! どっちも買おう!


 というわけで、「戦星辰」より「FLAME DRAGON CAVALRY」の2体でした。ドラゴン型ロボットと甲冑っぽいボディアーマーのデザインもよく馴染んでおり、SFファンタジートイとしてカッチリ成立している印象です。遊んでいても安定感があり、部品が落ちたり関節がぐらついたりするところもないのは好印象。依然としてこのシリーズの世界観が謎なんですが、「戦星辰」シリーズというのはそういうもんだと割り切れば、ちゃんと楽しく遊べるアイテムになっていると思います!

 

商品情報:

JOYTOY 星辰の戦いシリーズ:サルク炎竜騎兵隊(シャドウ)

JOYTOY 星辰の戦いシリーズ:サルク炎竜騎兵隊(クリムゾン)

製品特徴:

フィギュア:3.75インチ(9.52cm)

フレイムドラゴン:7.2 x 11.2 x 4.6インチ(18.5cm x 28.6cm x 11.7cm)

1/18スケール

高強度連結構造

ドラゴンがバイクに変形可能

©JOYTOY

 

■ライタープロフィール

ニックネーム:しげる 出身地:日本・岐阜県 自己紹介:フリーライター。ホビー誌などでいろいろな原稿を書く傍ら、毎月けっこうな量のオモチャを買って遊びながら暮らしています


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