中国の「盲盒潮玩」ブームとニューリテール新鋭ブランドの「TAKI LUCKY」

更新日:3月22日

中国の「盲盒潮玩」とは


「盲盒(ブラインドボックス)」とは、開けるまで中身がわからないという中国で最近流行している販売手法であり、日本の福袋やガチャガチャに由来すると考えられています。化粧品から飲食、文房具、アパレル、ランダムで旅行先を決める航空券まで、今や中国ではあらゆる業界の商品で「ブラインドボックス」の販売手法が行われています。

その発端となったのが「潮玩(デザイナートイ)」業界であり、「潮玩」を「ブラインドボックス」と結び付け、成功を収めたのがPOPMART(ポップマート)社です。

「潮玩」とは、英語の「Art Toy」「Designer Toy」「芸術的なおもちゃ」あるいは「デザイナーのおもちゃ」の意味を指しています。元々は、量産的ものではなく、芸術家たちが設計し、手作業で製造・販売していたカスタム商品を指しており、少数派愛好家たちの高価なレアコレクションという認識が一般的でした。


2015年、おもちゃ専門店のPOP MART(ポップマート)は幾度もの試行錯誤の末に「潮玩+ブラインドボックス」戦略で販売していくことを決定します。そして2016年には、最初のブランドボックスシリーズ商品である「Molly」を発売しました。売上は好調で、POPMARTというブランドが一気に人気になり、ブラインドボックスという販売モデルも世間に知るところとなります。成長市場の中国おもちゃ業界において、盲盒潮玩は一大ブームを巻き起こしました。

こうして、「潮玩」という言葉は「少数派に限られる愛好物」から中国若年層市場の「潮流玩具(POP TOYS)」へと定義し直されます。2020年、中国潮玩業界の企業数は250社を超え、市場規模は294.8億人民元(5284億円)に達しました。2021年現在では、ブラインドボックス販売モデルを活用する潮玩業界では競争が一層激しくなりましたが、まだまだ伸びしろが大きい業界と言えるでしょう。



ニューリテール新鋭グッズ販売ブランド「TAKI LUCKY」


そんな中、上海発の「TAKI LUCKY」というニューリテール新鋭グッズ販売ブランドが、中国のグッズ販売流通業界から注目を集めています。TAKI LUCKYは「愛のために創る」を企業理念とし「オンライン・オフラインを両立させる娯楽体験型消費」を事業テーマとして、主にガチャの形式で商品を販売を行っています。人気アニメ・ゲーム・エンタメ番組などのフィギュア、缶バージ、カードのグッズをメインに扱っています。もっか日本のバンダイ一番くじ関連商品が主力になっています。またブラインドボックスのブランド商品も多数扱っています。

TAKI LUCKYは、2020年9月にグッズ販売チームを設立しました。同年11月にアプリオンラインショップもオープン。また同年12月に上海で初の実店舗もオープンし、2021年7月に上海で旗艦店をオープンすると同時に会員管理システムも正式にスタートしました。


TAKI LUCKYは「実店舗+自動販売機+アプリオンラインショップ」その3つの販売チャネルにてグッズ販売事業を展開し、特に実店舗販売に重きを置いています。事業スタートしてから2021年8月までの約一年間に上海人気エリアの高級デパートに9店舗をオープンし、また自社ブランドのグッズ自動販売機も18台が設置されました。事業は急成長を遂げております。

TAKILUCKY上海来福士広場旗艦店

TAKI LUCKYの販売実績をデータで見てみますと、事業スタートしてから一年間で、実店舗の累計会員数は5万人を超えています。累計成約額は1600万人民元(約3億円)を超え、平均客単価は800人民元(約1万5千円)、平均店舗訪問数は2000回以上、支払変換率が10%で店舗当たりの月平均売上150万元人民元(2千800万円)を超えております。


また、TAKI LUCKY自社ブランドのグッズ自動販売機に関しては、累計ユーザー数は1万人以上。累計販売額は55万人民元(約1000万円)を超え、平均客単価は300元(約5600円)、1日の平均売上額は1万人民元(約18万円)、支払変換率は約8%で月平均売上5万人民元(約93万円)超えています。

TAKI LUCKY上海宝龍旭輝広場店


WeChatアプリオンラインショップは、累計ユーザー数2万人以上、累計成約額280万元(約5千2百万円)。平均客単価は600人民元(約1万1千円)、アプリの1日平均アクセス数は2万を超えて、ユーザーの支払転換率は約8%、月平均売上が20万人民元(372万円)となっています。

TAKI LUCKYのWeChatアプリオンラインショップ画面


TAKI LUCKYのユーザーデータを年齢で見ると、グッズの購買者は18~25歳が29%、26~35歳が56%と比較的富裕層の若年の割合が大きいと思われます。また性別で見ると男性が66%と大きい割合を占めております。ユーザーの地域別で見ると、上海が52%、江蘇省・浙江省が20%、広東省が10%、北京が14%と、TAKI LUCKYは中国上海地域で強い影響力があることが分かります。


TAKI LUCKYの2022年グッズ販売戦略は、オンラインショップに力を入れながらも、上海の高級デパートを中心に実店舗/自動販売機を拡張しつつ、中国の若者が多い都市の南京、広州、杭州など人気エリアにも進出すると戦略を掲げております。


TAKI LUCKYの親会社について


TAKI LUCKYの親会社の極鏈科技発展集団(以下「極鏈科技」)は2014年10月に上海に設立されたテクノロジー企業で、主要株主は中国有名IT企業と投資ファンドです。アリババをはじめ、雲峰基金、国投基金、K11香港新世界などの有力企業が出資しております。これまで、すでに10億人民元を超える融資を得ております。


極鏈科技は「ハイテクと消費を融合すること」を事業戦略と掲げて、テクノロジーの部分では独自開発のVideo AI技術を元に、ビデオコンテンツ内容のAI解析/審査/広告投下管理システムをメイン事業で行っております。過去5年間の複合成長率は251%にも達しております。


消費事業部門につきましては完全子会社を設立し、ニューリテール新鋭グッズ販売ブランド「TAKI LUCKY」にて事業展開を行っています。グッズ販売をメイン事業としながらも、将来的には次世代のビジネスセンスを持つ芸術家を育成できる総合的プラットフォームの構築を目指しております。

 

【ビジネスパートナー様を募集しております】

ホビーテレパの運営会社・株式会社ジニヤズでは「TAKI LUCKY」と2022年2月25日、正式にサプライヤー契約を締結いたしました。今後は日本国内のIPグッズ商品などを提供できるビジネスパートナー様と積極的に事業提携をしたいと考えております。詳しいお問合わせはこちらまで

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